同窓会活動

芝蘭会 (阿倍野高校同窓会)

芝蘭会は、昭和２年(１９２７年)に創設された、間もなく１００年を迎える長い歴史と伝統ある同窓会です。本会では、同窓会として各種事業をはじめ、ワークショップ、サークルの開催など、会員相互の親睦・向上を図る活動を行うとともに、次世代を担う人材育成のために、母校との連携強化を図り、教育環境改善・現役活動の支援など、幅広い事業活動を行っています。

会長挨拶

会員の皆様におかれましては日頃より同窓会活動に深いご理解とご支援を賜り、誠に有難うございます。
衷心より厚く御礼申し上げます。

さて阿倍野高校が100年の歴史を刻む中に、私たちを取り巻く社会環境は日を増して変化のスピードを上げてまいりました。ご存じのように、少子化に伴い国策として資源の集約化が進む一方で、各方面でサスティナブルーいわゆる「持続化」という言葉が頻繁に使われております。私たち芝蘭会におきましても、持続化に向けての組織運営が重要な課題となっているのはご承知の通りかと存じます。

組織を持続させるには、同じことを繰り返し行っていては決して実現できません。積極的に行動を起こすことが必要となってまいります。私は、芝蘭会が今後も同窓会組織としてあり続けるために、「伝統」と「革新」という二つのキーワードを提示したいと思います。「伝統」とは変わらないもの、変えてはいけないもの、そして「革新」とは、変えてゆくものを示します。母校は既に一世紀を超え、芝蘭会もまた100周年を迎えようとしております。こういった伝統を支えてこられたのは、偏に会員の皆様一人一人の母校愛であり、これは永遠に変わらないものであると信じます。芝蘭会におきましても「美しくする会」による校内の美化活動は、まさにその象徴的活動であるといえます。一方、変えてゆくもの、それは移り行く社会に則したコミュニケーションのあり方です。今まで以上に会員間の交流を活発化させるためには、積極的にICTを活用していかねばなりません。執行部と致しましては、ホームページの継続的なアップデートや、SNSを通じて有益なコンテンツの配信に取り組んでまいります。また現会員のみならず、未来の会員たる在校生の方々にも共感を得るような有識者講演も随時発信してまいります。さらに今年度から、在校生活動への支援を従来からの支援金に加えて、広く会員の皆様からご支援を頂く「現役支援基金」を創設し、ホームページを通じて告知させて頂く運びとなりました。

芝蘭会がこれからも持続可能な組織であり続けるために、皆様方の母校愛に基づく積極的なご支援、ご協力をお願い申し上げます。「伝統」を「革新」によって、未来へと繋いでまいりましょう。

芝蘭会会館

阿倍野高校創立100周年記念事業により改装されました。
同期会の打ち合せ・催物等に御使用下さい。
お問い合わせは同窓会館事務局までお願いします。
TEL 06-6627-1004　Eメールアドレス shirankaiabekou@gmail.com
事務局営業時間は月・水・金 10：30～14：00です。

阿倍野高校百周年記念事業についてご報告いたします。
令和4年10月30日の百周年式典に合わせ、まず令和4年8月の夏休みを利用し1階食堂、2階同窓会サロンの改修および2階玄関前のトイレの増築工事を行いました。
その後、令和4年12月の冬休みを利用し3階ホールの改修を行いました。
夏暑く冬寒く、一日中暗い中で食事をとらなければならなかった食堂にはエアコンが完備し、照明設備も更新され、以前とは比べ物にならないくらい食育の環境が整いました。
同窓会館の施設が全体的に古くなり、使い勝手の悪くなっていた2階サロンは大きくリニューアルし、新たにアクティブラーニングスペースとしても利用可能な空間が出来上がりました。

同窓会のみなさんのサロンとして、現役の学生たちの学び舎としてしっかり使っていただけることを願っています。
同時に芝蘭会事務局も会館内北側の新たな場所に移転しました。
今までは体育館まで行かなければならなかったトイレの問題も、同窓会館の玄関右に新たに設置することができました。高齢者の皆様にもこれでトイレのご心配をおかけすることは無くなりました。
最後にPTAの皆さんや学生たちのクラブ活動に利用されている3階もリニューアルし、エアコンも入れ替え、パーティションやカーテンなども新しくすると同時に電源の増設なども完了したことで、今まで以上に使い勝手の良いホールに生まれ変わりました。
このように当初予定していた以上の事業が完成できましたのも、同窓会の皆様方の募金という強い力を頂き更にPTAのこ協力もあり、事業委員長として心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

創立100周年事業委員会委員長
松波　清人（高24期）